外国人留学生の就職活動向けインターンシップ

2019年も2月に入り、業界研究セミナーやインターンシップなどに参加する学生も出てきていると思います。この時期になると特に意識してなかった学生危機感を持ったり焦ったりする方が多いと思います。結論から言うと全く遅くないので、今から普段の生活を守りながらゆっくり準備していけば大丈夫です。むしろ急に焦って自分のペースを乱さないようにして下さい。先ずはゆっくり全体のスケジュールを確認し、徐々に進めて行けるようにしましょう。

就職活動の流れ


それではインターンシップの話に入る前に就活全体の流れを確認してみたいと思いますので、以下の図をご確認下さい。世間で公表されているスケジュールにちょっとだけ私の意見を反映したスケジュール表になります。

2020新卒就活スケジュール

インターンシップや自己分析は2018年の夏からあるものもありますが、2019年に入ってから行われる数が圧倒的に多く、総合商社などでは第7回の募集が終了しているところもありました。3月に入り、本格的なエントリーが始まる前まで特にやることがない方は参加してみても良いかも知れません。ただし、基本的に外国人留学生はインターンシップの参加はしない方が良いと言うことが私の結論です。その理由を下に述べていきたいと思います。

本物のインターンシップではない可能性が高い


多くの外国人留学生にインターンシップが何かと質問すると、その企業に行き、実際の仕事を体験できるものだと答えます。その通りです。アメリカを含む、多くの海外企業のインターンシップは現場に行き、その仕事をしてみることを意味し、そこで目立つ仕事や能力を見せると採用もされる実質の採用試験のようなものです。それでは日本はどうでしょう。以下をご覧下さい。

※出典「2019年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査」

昨年の調査によると、9割近くが1週間以下のインターンシップを実施しており、73.4%が1~3日(以下短期インターン)の非常に短いプログラムのみ実施してます。また、1週間以上のものは昨年の夏休み、つまり半年前に実施したものがほとんどで、採用よりは企業のPR,RAなどの要素が含まれたものが多いのが現実です。つまり、就活前のインターンシップはほとんど1~3日の短期インターンになるということです。それでは短期インターンでは何をするのでしょうか。以下は参加した学生が体験した内容と印象に残ったものです。

※出典「2019年卒 マイナビ大学生 広報活動開始前の活動調査」

気づいた方もいると思いますが、この結果からでもわかるように、短期インターンは現場で仕事をするのではなく、学生同士のグループワーク、企業の説明などの座学、工場を持つ企業の場合生産現場の訪問など、ほぼ採用に関係はなく、ただの企業見学ということになります。もちろん業界・職種を知ることや志望動機の裏付けにとても良いので、参加で得られるものも決して小さくはありませんが、それはあくまで金銭的に余裕があり、自己分析を既に終えた方のみに限る話だということをしっかり理解してもらいたいと思います。

就職活動にはお金がかかる


3月に突入すると、雰囲気が一気に変わり始めます。友人や周囲の人間がいきなりスーツ姿で忙しく企業説明会に参加し、早いところでは説明会を装った面接やリクルーターとの面談などが実施されるところもあり、隙間の時間を見つけることが難しくなります。ここからはアルバイトなどもあまりできなくなりますが、当然人間は食べなければ生きていけませんし、説明会に行くためには交通費もかかります。

就活には想像以上にお金がかかる

説明会を同日程で複数参加する場合は、間の時間にカフェやネット喫茶などに行くことも多いので、人によって違いますが、普段の生活費の2~3倍は軽く使うと考えて良いでしょう。そしてこの状態が半年近く続くため、アルバイトで生活費を稼ぐ人は就活中にとても厳しい状態になってしまう方も多いです。つまりインターンシップをやる前に、先ずは軍資金を1円でも準備した方が現実的だと言えるでしょう。

自己分析はお済ですか


自己分析は自分の人生を振り返り、長所・短所・経験などをまとめて将来の方向性を決め、エントリーシートや面接での材料になる最も重要なプロセスです。それを決めずにただ他人の話や噂のみを聞き、企業1社を経験したところで、役に立つとは言えないでしょう。

就活で最も重要なプロセスハローワーク自己分析

日本には1万以上の大手企業、380万の中小企業が存在しています。2018年マイナビの調査では3月時点で本エントリー数は平均26.3社であり、内定者の平均エントリー数は55社でした。自己分析もせず、ターゲットも決めてない段階で貴重な1,2月をインターンシップで数日潰してしまうことはとても勿体ないと思いませんか。

結論


インターンシップの中には特別なオファーをくれたり、良いきっかけを与えてくれる企業は確かに存在しますが、非常に少ないです。また、全員にオファーをする訳ではないため、滅多に見れない高スペックや日本人学生をディスカッションで圧倒できる表現力などがない限り、残念ながら外国人留学生が目立つことは非常にないと思います。また、多くの学生は仕送りだけでは就活が厳しいため、アルバイトも並行しなければならないため、自己分析がまだ済んでない方は資金とエントリーシート事前準備に力を注いだ方が効率的だと言えるでしょう。

 

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